腹部のインナーマッスルー腹横筋について

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インナーマッスルー腹横筋について

2020/03/18

骨盤周りのインナーマッスル、腹横筋についてお話します。
 
腹横筋とは腹筋を構成する筋肉の一つで、主に腹部の内圧を高めて腰椎の安定性を保つ役割をします。
その他、内臓のポジションを保ったり、排便を助けたりする役割も果たしています。
 
腹横筋は内腹斜筋よりも更に深層部にある筋肉です。

【起始】

第7〜12肋軟骨の内面、胸腰筋膜、鼠径靭帯、腸骨稜、上前腸骨棘

【停止】

胸骨剣状突起、白線、恥骨

 

主に腹直筋、腹斜筋群らと共に働き、お腹が出ないように引っ込めることで腹圧(腹腔内圧)を高め、腰椎の安定性を保つのに大きく貢献します。しかし、腹直筋、腹斜筋群、脊柱起立筋などと違って体幹の動きには直接関与しません。

また、その他に、腹横筋には咳や激しい運動時の呼気を助けたり、内臓のポジションを保ったり、排便を助けるといった作用もあります。腹横筋は横隔膜と括抗的に働き、下位肋骨を下方に引き下げる作用を持つため、腹を凹ませ息を吐く時に主力筋となります。

 

腹横筋を鍛えるには、 背臥位で腹筋をアイソメトリックに収縮させ、壁に腰を力一杯押しつけるようなエクササイズを行うと効率よく鍛えることができます。

これですね。「ドローイング」です。

また、最大限に息を吸って胸郭をふくらませた状態を維持することで、腹横筋をストレッチさせることができます。

 

腹横筋の主な働き

腹腔内圧を高める作用があり、腰椎の安定性を保つのに関与します。

 

日常生活動作

腹圧を高めることで排便や分娩の補助をします。

 

スポーツ動作

腹圧を高めることで体幹の安定性を高めます。よってほとんど全てのスポーツで必要になります。パフォーマンスも安定しますね。