パワーを生み出すには柔軟性
2021/12/19
住吉ゆき整体院(Yuki Judo Therapist Space)です。
体のかたさと力は両立しない、とは思っていました。
体の柔らかい人は筋力がなく、かたい人は筋力がある、というイメージでした。
考えてみればこれはおかしな話です。
かたい筋肉は伸び縮みしにくいので強い力は出ませんし、柔らかくてしっかり動かせる筋肉は大きな力を発揮できます。
(しっかり動かせるというのがミソですね。)
先日こんな記事をみました。
この記事をみて冒頭のことを思い出したのですが。
この山岡投手は小柄な体重も70キロもない選手ですが、150キロの速球が投げられます。
「体重が70キロないと150キロのボールを投げられない」
というのが定説なのですが、実際にはそんなことはありません。
この山岡投手にしても、同じオリックスの山本由伸投手にしても、開脚で前屈して胸が地面に着くぐらい柔軟性があります。
柔軟性があって大きく強く動かせるから強い力が発揮できるわけです。
(柔軟性がないと大きく動かせません。強く動かせるわけがありません。)
もちろん、体の使い方がうまいのはいうまでもありません。
あまり聞きなれない「体重比」とは体重1kgあたりでどれぐらいの力が出せるか、という指標です。
いってしまえば体重比が高いということは本物の力持ちだということですね。体重比を高くするには柔軟性です。
体重比が小さい、ということは体は大きいけど力が出せない、ということですね。
もちろん、一部の高校球児がいっている、
「体重が70キロないとホームランは打てない」
というのはウソです。
だから、ムダに体を大きくするのではなくしっかり動かせるようにすることが先決です。それに必要なのが柔軟性です。
その結果、体が必要に応じて大きくなるだけです。
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