風邪に有効なツボ ー 魚際
2021/11/22
住吉ゆき整体院(Yuki Judo Therapist Space)です。
本日11/22は二十四節気でいえば「小雪 」です。期間でいえば11/22~12/6です。
立春から始まって二十四節気の中で、最初に雪の字が登場する「小雪」。季節は、いよいよ冬に突入します。 「小雪」「大雪」「冬至」「小寒」「大寒」とつづくこれからの約2カ月半が暦の上では、最もきびしい冬です。
ヒトの体は気温が10℃を下まわると免疫力が低下してきます。寒くなり空気が乾燥してくると風邪の季節です。
風邪は「引く」といいますが、古代中国では、風は大気の動きであるとともにヒトの体にも影響を与えるものとしてきました。風邪とは吹く風が運んでくる邪気を体が引き込むというところから風邪は「引く」という言葉が生まれたのです。
体の内側と外側の境界となっているのは皮膚・粘膜です。東洋医学では皮膚・粘膜はおもに呼吸器の働きによってコントロールされていると考えます。
皮膚・粘膜には、外から体内への影響を防ぐため、次のようなバリア機能があります。
(1)保湿・・・水分の損失を防ぎ、乾燥から身を守る
(2)サンスクリーン・・・紫外線から身を守る
(3)免疫・・・病原菌、有害物質など様々な異物の侵入から身を守る
(4)体温調節・・・毛穴の開閉により寒暑から身を守る
(5)センサー・・・外部環境の状況変化を把握して身を守る
冬は気温が下がり、乾燥によって皮膚・粘膜のバリア機能が低下します。冬になり「ひび割れ」「あかぎれ」「かゆみ」など、皮膚・粘膜のトラブルが起こりやすくなるのはこのためです。
小雪の節気は、秋から冬モードに気候が変わる節目。体調も不安定になりがちで、バリア機能とあわせて呼吸機能も低下傾向に。外部からの異物が侵入しやすく、ウイルスが粘膜から感染して炎症を起こすため、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、のどの痛み、咳、たん、発熱といった風邪症状が起こりやすくなります。
冬の風邪対策は、体の熱をつくる働きを高めること、皮膚・粘膜のバリア機能を高めることです。体の熱をつくる働きを高める主なツボは「太渓(たいけい)」。皮膚・粘膜のバリア機能を高める主なツボは「魚際」です。
[ 小雪のツボ ] 冬風邪に
ツボのとり方
親指のつけ根から手首までのふくらみの中、指のひっかかりを感じるところです。
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