足が弱いってどういうことでしょう
2021/09/24
住吉ゆき整体院(Yuki Judo Therapist Space)です。
施術していると、「足が弱くなってきた」と言われるお客様の訴えを聞くこともあります。
この時の「足」って、たぶん太ももの前の大腿四頭筋のことだろうと思います。
また、変形性膝関節症のリハビリでも大腿四頭筋を鍛えるように指導されるようです。
変形性膝関節症の場合は仕方ない、とは思いますが、大腿四頭筋を優先的に鍛えるのは非効率的です。
なぜなら大腿四頭筋は、
・筋肉が小さい
・使用頻度が少ない
といった理由からです。
太ももの前の大腿四頭筋よりも、裏のハムストリングスの方がはるかに筋肉が大きいです。
ハムストリングは外側の大腿二頭筋と内側の半腱様筋と半膜様筋があり、筋肉のボリュームは明らかに大腿四頭筋よりもあります。
また、正しい姿勢で歩いたり走ったりすれば、大腿四頭筋を使う頻度は少ないです。
歩いたり走る時に、膝が曲がった状態で接地してから離すようなことをすると、大腿四頭筋が過度に働き過ぎてしまいます。
これって、姿勢やフォームが悪い時に起こる話です。
歩いたり走ったりする時に膝を曲げて接地してはいけません。
正しい姿勢で歩いたり走ったりすると、体の裏面のハムストリングスとハムストリングスに連動されたおしりの筋肉である大殿筋や中殿筋が働き、表面のインナーマッスルである腹横筋、骨盤底筋、多裂筋、横隔膜、で姿勢を安定させ、腸腰筋(腸骨筋と大腰筋)で足を上に上げるイメージでいいでしょう。
背骨をまっすぐにできれば正しい歩き方、走り方はできます。
そういったわけで、足が弱くなった、と思ったらハムストリングスと大殿筋、中殿筋を鍛えて、体幹のインナーマッスルを働かせるのがいいでしょう。体幹のインナーマッスルが働くと勝手に腸腰筋は働きます。
大腿四頭筋を鍛えてもたいして効果はありません。
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