秋の肌荒れに有効なツボ
2021/08/23
本日8/23は、二十四節気で言えば「処暑」です。期間でいえば 8/23~9/6 です。
処暑の処はとまるの意味です。夏の暑さもおさまるのでしょうか?
秋の肌あれは夏の置きみやげ。夏の間湿度が高く、汗腺が開いて汗をかくため気づかなかった肌あれが、秋の訪れとともに目立ってきます。
血のめぐりをよくし、夏のダメージ肌に栄養と水分をたっぷり届けて肌の健康をとりもどしましょう。
東洋医学では秋の肌あれは「燥邪(そうじゃ)」のしわざといいます。「燥邪」とは乾燥による体へのダメージのことです。
皮膚は毛穴を開閉して体温調節をする働き、紫外線や病原菌など体外のストレスから身を守るバリアとしての働き、皮脂を分泌して保湿する働きがあります。生物の進化をさかのぼると呼吸はもともと皮膚で行なわれていました。その皮膚が呼吸のために高度に機能化したものが、鼻、のど、気管、気管支、肺といった呼吸器といわれています。呼吸器が正常に働くために適度な湿り気が必要なように、肌にも湿気は欠かせません。
空気の乾燥はいちばんの敵です。肌あれは、美容のトラブルだけではなく、体温調節、バリア、保湿といった機能低下のサインであり、また、呼吸器のトラブルをあらわすサインでもあります。
処暑の時期、すでに冷たく乾燥した西風が吹きはじめています。日中、暑さが残るからといって、クーラーや冷たい飲みもの、食べものなど夏の生活をひきずると、体の乾燥と冷えがすすみ「燥邪」となって肌あれがいっそう目立つようになります。
この時期に、夏から秋への生活に切り替えることが、肌あれに早く対処する秘訣なのです。
[ 処暑のツボ ] 秋の肌あれに