めまいに有効なツボ
2021/08/07
本日8/7は「立秋」です。二十四節気でいえば立秋の期間は8/7~8/22 です。
長い梅雨明け(関西は特に)のあとは追いかけるように暦の上では早や立秋です。 やっと始まった夏は連日真夏日がつづき、今年は立秋といわれてもピンときません。 いつもならうんざりするほどの暑い夏が立秋を迎え、やっと残暑と呼ばれるようになるはずですが、今年は夏はこれからです。コロナ禍、長い梅雨、今年の夏は読めないことばかりです。 とはいえ、秋はひそかにしのびやかに そこかしこに顔を出しはじめているようで、日によっては涼しい夜明けも訪れています。
めまいは体の平衡感覚をうけもつ器官からの、異変の知らせです。突然おこっためまいは必ず病院での診察が必要です。しかし病院で「異常ありません」といわれてもおこるめまいも多いのです。
東洋医学でめまいは、気のめぐりをコントロールする働きが季節の変化にうまく対応していないためにおこるとしています。
めまいは「眩暈」と書きますが、眩とは目がくらむこと。暈とは頭がふらふらすることをさします。めまいはこの2つの症状が一緒におこることから、この字があてられているのです。
東洋医学では、あらゆる体調不良の原因を内臓の働きの異常と関連づけてみます。なかでも「めまいは肝(かん)に属す」という言葉があるように、「肝」はめまいととても深い関係があるのです。
「肝」の働きは、内臓、器官が正常に働くために気のめぐりをコントロールすることです。現代医学では自律神経と言われている働きです。
耳(聴覚)は、目(視覚)、鼻(嗅覚)、舌(味覚)など「肝」の働きによってコントロールされている代表的な器官の1つです。
「めまい」の大きな要因の1つに「耳のむくみ」があげられます。気のめぐりがとどこおると血液やリンパなどの循環にもとどこおりがおこります。とくに内耳(ないじ)はリンパの影響を受けやすく、「耳のむくみ」によって「めまい」だけでなく耳鳴り、難聴といった症状もあらわれます。
東洋医学ではめまいを頭の異常ととらえないで、体全体に及ぶ変調のサインとして、気・血・水のめぐりをととのえることを第一にしているのです。
[ 立秋のツボ ] 季節の変り目におこるめまいに
ツボのとり方
手をにぎった時、小指と薬指の関節にできるくぼみが中渚です。