インナーマッスルー横隔膜について

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インナーマッスルー横隔膜について

2020/03/21

身近すぎて話題にならない、でも、とても重要な横隔膜についてお話します。

肩周りのインナーマッスルをのぞくと唯一残っているインナーマッスルでもあります。

横隔膜とは胸郭の下部にある薄い筋肉で腹式呼吸に関与する筋肉です。
横隔膜はその名称から単なる膜のように思われがちですがれっきとした筋肉です。
胸郭の下部をふさぐように位置し、凸状の形をしています。
横隔膜の主な役割は腹式呼吸における主力筋(吸息)として働き、腹横筋とは拮抗的に働きます。
すなわち横隔膜が収縮し、下制することで胸郭の内圧が下がり、強制的に肺内に酸素を取り入れることができるのです。
この他にも、横隔膜を下制して息を止めることで腹圧を高め、排尿、排便といった行為の補助する。
重い物などをを持ち上げるときに腹圧を高めることで腰椎の負担を軽減させる、といった働きもあります。
 
【起始】
胸骨部:剣状突起の内面
肋骨部:第7〜12肋骨の内面
腰椎部:外側脚と第1〜4腰椎にかけての内側脚
【停止】
腱中心部分
 
日常生活動作
吸気の主力筋(腹式呼吸)として働くほか、下制して腹圧を高めることで、排尿や排便を補助する。
 
スポーツ動作
あらゆるスポーツ動作に関与し、吸気における主力筋として働く
 
姿勢が悪い人、横隔膜がかたくなったりして呼吸が浅くなったり、腹圧が上げられなくなったりして腰痛が出やすくなります。