肩関節の分類

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肩関節の分類

2020/02/28

しばらく肩関節についてお話します。

いろいろと分類方法があるのですが、混乱しないようにセオリーは無視します。

肩関節を3つに分類します。

①肩甲上腕関節ー肩甲骨と上腕骨をつなぐ関節

 

 

 

②肩甲胸郭関節ー肩甲骨と胸郭(肋骨)をつなぐ関節(肩甲骨の裏側と肋骨の背中側の関節)

③肩鎖関節ー肩甲骨と鎖骨をつなぐ関節

一般にいわれる「肩関節」は「肩甲上腕関節」だと思います。

「肩甲上腕関節」や「肩甲胸郭関節」は大きく動く関節ではありますが、地味な「肩鎖関節」やここには出していませんが、体の正面肋骨の前の胸骨と鎖骨をつなぐ「胸鎖関節」の動きに左右されています。

「肩鎖関節」は「肩甲上腕関節」や「肩甲胸郭関節」の動きに伴い20~30°滑りながら回旋します。

ちなみに、私は、以前、この「肩鎖関節」を脱臼したことがありますが、そうなると、腕を上げることはできなくなります。これだけで「肩関節」の動きはできません。

「肩甲胸郭関節」は筋肉や靭帯で関節間をつないでいるわけではなく、「肩甲上腕関節」をつなぐ筋肉と背骨と肩甲骨で支えられています。

前鋸筋は肩甲骨と肋骨で繋がっていますが、これだけでは肩甲骨と肋骨を固定することはできません。次回以降でお話します。

肩関節は広範囲で動かせる筋肉のためたくさんの筋肉が複雑に配置されます。

詳しいお話は次回以降で。