肩関節ー肩甲骨の内側につく筋肉について

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肩関節ー肩甲骨の内側につく筋肉について

2020/03/06

今回は肩甲骨の内側につく筋肉についてお話します。

・大菱形筋

・小菱形筋

・前鋸筋

この3つの筋肉で肩甲胸郭関節として背骨と肋骨を固定して安定させます。

大菱形筋ー肩甲骨を上内方へ引く

小菱形筋ー肩甲骨を上内方に引く

前鋸筋ー肩甲骨を前に引く、下角を前に引いて肩甲骨を前に出す

この中では前鋸筋がポイントです。

前鋸筋が弱ると「翼状肩甲」といって肩甲骨の内側が浮き上がり翼がような状態になります。

こんな状態です。
この前鋸筋が関与する長胸神経麻痺が起きるとこの翼状肩甲が出たり、腕が上がらなくなったり、肘が曲がらなくなります。
前鋸筋が弱っているだけなら鍛えればいいですが、長胸神経麻痺なら負荷がかからないようにして安静にした後、徐々に肩周りの筋力強化をすることになります。
リュックサックのベルトで圧迫されたり、荷物を担いだり、重いものを持ったり、が過ぎると、わりとなりやすいです。