先入観はこわい ー センバツ高校野球の選考について
2022/02/05
住吉ゆき整体院(Yuki Judo Therapist Space)です。
先日、センバツ高校野球の出場校の発表がありましたが、その中で多数の人が話題にしている東海地区の選考です。
東海大会準優勝の聖隷クリストファー高校が選出されず、ベスト4の大垣日大高校が選出された件です。
２校が選出されますが、例年、決勝進出した学校が選出されます。
今回、例外が起きたわけです。
これって、先入観です。
先入観にとらわれたために起きた騒ぎになりました。
そもそもセンバツ高校野球の選考は、
①秋季大会は予選ではなく参考資料
②選出校は選考委員が決める
これだけです。
つまり、極端な話、
・たとえ、地区大会の優勝校でも選出されない可能性がある
・選考委員がいいと認めれば、選出される
ということです。
今までは、大半が地区大会の順位と選考委員の順位が同じだったので問題にもならず、いつの間にかこうなるもの、と決めつけるようになったのでしょう。
そして、問題になった選考経緯のコメントが説明不足で誤解され炎上したのでしょう。
私個人の見解ですが、実際にネット配信で日大三島と大垣日大が対戦した試合を見ましたが、その試合でも大垣日大高校の方が日大三島高校より力が上だと感じましたし、選考委員も２校目の選択で大垣日大高校の方が力が上と判断したのでしょうが説明不足で混乱しましたね。
(大垣日大高校はミスで大量失点をしたので表面上評価が下がっただけだと思います。)
にも関わらず、こういう選考になった背景は、
「大垣日大は守りがかたい」
という印象がありますが、これも先入観です。
これを知っている人はマニアかもしれませんが、大垣日大高校の初出場は2007年のセンバツ高校野球ですが、一般枠ではなく、「希望枠」という補欠校の中で失点が少なく守りがかたいチームが選ばれる枠からであり、この年、初出場で準優勝だったからかもしれません。
そんな関係で、
「たまたま試合ではエラーが出たけど、本来はエラーはしないチーム」
という印象はあるかもしれません。
高校野球の選考に関わらず、先入観、決めつけは、時によってトラブルを引き起こす要因になります。
我々の施術もそうです。
「この人は～だから～する」
「こうなっている時は～する」
といったことを、実際に診て確認せずに施術するのは危険です。ケガをさせてしまう可能性があります。
私も実際に診て確認して根拠のある施術を心がけています。
説明のできない施術はしない、何があろうとこれです。
施術する上で一番大事なことだと思いますが、できてないセラピスト、わりと多いです。
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