マラソンは体重が軽い方がいいのか?

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マラソンは体重が軽い方がいいのか?

2021/11/12

住吉ゆき整体院(Yuki Judo Therapist Space)です。
 
今回はマラソンの体重の関係についてお話します。
 
マラソンは体重が軽いと筋力が少なくてすみますので省エネにはなります。
ただ、軽すぎる状態で強度を上げるとケガをしやすくなります。
 
ちまたでよくいわれている「体重を1キロ落とすとフルマラソンは3分速くなる」はほぼウソです
体重を落とすと色々なところでバランスが変わるのでなんとも言えません。
 
私自身の印象として、マラソンを一生懸命にやる人は体重を落としすぎるように感じます。まるで鶏ガラが走っているみたいです。ケガしそうです。
 
いろいろと調べてみましたが、男子選手の国際レベルのマラソンランナーのBMIは18〜22.5ぐらいだそうです。
女子選手はBMI18前後だと思います。データが少ないのでわかりません。
 
で、国内外の代表的な選手のデータを調べてみました。外国選手は3人ともケニア人選手です。
 
川内優輝    
身長175cm  体重62kg  BMI20.2
 
大迫傑(マラソン元日本記録保持者)
身長170cm  体重52 kg  BMI18.0
 
鈴木健吾(マラソン現日本記録保持者)
身長163cm  体重46kg  BMI17.3
 
エリウド・キプチョゲ(マラソン現世界記録保持者)
身長167cm  体重57kg  BMI20.4
 
デニス・キプルト・キメット(マラソン元世界記録保持者)
身長176cm  体重58kg  BMI18.7
 
パトリック・マカウ(マラソン元世界記録保持者)
身長177cm  体重55kg  BMI17.6
 
川内選手は、もう少し体重を落とせば記録が伸びる、といわれている選手ですが、私はこれが疑問でした。
実際に数字だけをみれば、現世界記録保持者のキプチョゲ選手とあまりかわりありません。
 
元世界記録保持者のキメット選手とマカウ選手は世界記録を出したあとは故障でまともに走れていません。
 
そう考えるとBMI18ぐらいだと故障しやすいのかな、とも思います。
BMI20ぐらいが適正なのかもしれません。
筋肉がある程度ついているとケガのリスクも減ります。
川内選手にしてもレース数からしたら故障は少ないです。
個人差はありますが、だいたいこれぐらいを目安にするといいのではないでしょうか。
 
ちなみに、一般的市民ランナーならもう少し重くてもいいと思います。
私がベストタイムを出した時はBMI23.7(168cm 67kg)でした。
これ以上上げすぎても下げすぎてもしんどいですね。
 
体重は確かに大事ですが支える筋肉は間違いなく必要です。
 
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