鎖骨に関係するケガ
2020/06/30
前回の続きです。
肩甲骨と鎖骨、上腕骨の関係はこんな関係です。
関節の可動域を上げるためには肩甲骨が動かないといけません。
そして、その時には鎖骨が動かないと肩甲骨は動きません。
これは鎖骨を押さえた状態で肩を動かしてもらうと鎖骨が動くことでおわかりいただけると思います。
鎖骨に関わるケガとして、
・鎖骨骨折
・肩鎖関節脱臼
が主です。このふたつに共通するのは肩関節の外転制限があるということです。
これの動きです(上に上げる方です)。
私も柔道整復師の免許をとるために通学中自転車で転倒して肩をぶつけた時に肩鎖関節脱臼をした時に腕が上がりませんでした。病院で診てもらって脱臼がわかりました。
実習のために白衣に着替えようとした時に腕が上がらなかったのでわかりました。
この発生機序なら鎖骨骨折になることもあります。
これらのケガなら、腕を上げても鎖骨が機能しないので肩甲骨が動かないため、動作制限があるのは当たり前です。
この話はもう少し続きます。