母指(親指)の筋肉について

母指(親指)の施術はやっかいです。

母指につく筋肉だけをさわってもよくならないからです。

 

母指の動きですが、

    屈曲・伸展・外転・内転・対立(母指を小指に近づける動き)

です。

実際にはこの動きにプラスして、手首の動き、前腕の動き、肘の動き、肩の動きが関係してきます。

 

筋肉としては、

・前腕からついているもの

        長母指屈筋   長母指外転筋    短母指伸筋   長母指伸筋

・手のひらについているもの

         短母指外転筋   短母指屈筋   母指対立筋   母指内転筋

があります。他の指に比べて色々な方向に動くためにたくさんの筋肉がつき構造が複雑です。

 

 

 

手のひらについている筋肉はミルフィーユ状態なので施術が難しいのがわかってもらえると思います。

 

間接的に影響を与える筋肉もきちんとさわらないと、親指の筋肉にも余分な負担がかかってしまいます。

 

次回はそのあたりのお話にします。