股関節に関わる筋肉ー腸腰筋編
2020/02/16
股関節は重要です。
前回は股関節の筋肉について大まかに、そして、二関節筋のお話をしました。
今回は腸腰筋についてです。
股関節の中で一番重要な筋肉でもあります。
この筋肉は二関節筋の分類には入りませんが、実質、大腰筋は腰(腰仙関節(腰椎と仙骨の間の関節))と股関節を跨ぐ二関節筋とも考えても差し支えありません。
というわけで、腰痛には特に影響のある筋肉です。腰痛はこの筋肉のアプローチで大半が改善できます。
当院のお客様は、私がこの筋肉にたいしてアプローチしているのをお気づきだと思います。
もし、お気づきでなければ、次回ご来院の時にご説明させていただきます。
しかも鍛え方が難しく、退化しやすい筋肉です。
次回以降でお話するとは思いますが、太ももの筋肉は内側よりも外側の方が力がかけやすいこともあり、構造上、腸腰筋が働きにくくなりやすいです。本来の走行にならない分、腸腰筋は働かないために退化します。
以前にもお話しましたが、ここで重要になるのが内転筋です。腸腰筋の走行が本来の走行に戻るからです。
歩く、階段を上がる、などの動きでも鍛えることは可能です。
まっすぐ足を上げましょう。
腸腰筋が弱くなると、将来的には膝にも負担がかかり、挙げ句の果ては、人工関節になる可能性も高いです。
しっかり鍛えましょう。